検査結果の見方

* 骨粗鬆症

検査結果が悪いからといって必ずしも病気が潜んでいるとは限りません。精密検査の指示のある方は必ず医療機関にご相談ください。
また、検査項目は関連性がありますので単独の検査項目だけでなく、他の検査結果と合わせてご覧ください。

検査からわかること

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは

骨は本来はスポンジの様に細かい穴が開いた網目状の構造をしています。加齢などにより、この網目構造が粗くスカスカになり、骨がもろく壊れやすくなった状態を骨粗鬆症と言います。骨がもろくなることにより背中や腰が痛む・腰が曲がる・身長が縮む・骨折しやすくなるといった症状が出やすくなります。
骨粗鬆症は、骨を守り強くする働きのある女性ホルモンが減少する閉経後の女性に多くみられますが、加齢だけではなく糖尿病、卵巣摘出、ステロイド薬の服用などによっても骨がもろくなります。

骨密度

かかと部分の骨を左右から特殊な装置ではさみ、超音波と呼ばれる耳では聞き取れない音を当てます。この超音波の進む速度と減衰(弱くなる程度)を調べ、その値から骨の密度を測定します。

骨を丈夫にするための工夫

骨は常に古いものと新しいものが入れ替わっています。普段から「食事で骨の材料となるカルシウムを十分とる」、「適度な活動をし骨に刺激を与えることで骨を強くする」、「適度に日に当たりカルシウムの吸収を良くするビタミンDを合成する」などの工夫をし、丈夫な骨を保てるようにしましょう。

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